幼稚園や保育園のブロック塀に動物の絵や風船などがペンキで描かれているのをたまに見かけます。殺風景なブロック塀も雰囲気が変わって温もりを感じます。しかし、塀に直接描くには素人ではちょっと敷居が高い感じがします。もしシールがコンクリートブロックに貼れるのなら話は簡単なのですが….。ところが今までコンクリートブロックに貼るシールはありませんでした。
なぜなら、コンクリートブロックは表面がザラザラしていてシールとの接点が少ないので、シールに厚みがあると重さで剥がれてくるからです。しかし逆にシールを薄くするとシール自体は軽くて良いのですがペラペラなので、貼る時の位置決め段階で風の影響などでくしゃくしゃになったりと外的要因に非常に影響を受けやすく貼りにくいのです。

ブロックに貼るためのシール

この課題をクリアしたのが「ブロックシール」です。ブロックシールは貼るまでは厚い台紙と一体化しているので位置決めがしやすく、貼付け後は水で台紙と薄いフィルムを分離させることができるので剥がれにくいシールになるのです。
ブロックの大きさには規格があり、190mm×390mmと決まっています(但し、施工上の都合で一部分で寸法が短いブロックが使われている場合がありますので注意が必要です)ので、大きな絵でもこのサイズに分割して貼ればOKだということです。

殺風景なブロック塀

殺風景なイメージが強い街でよく見かけるブロック塀。

ブロック塀をアートスペースに

ブロックシールの特徴は3つあります。

  1. ブロックサイズに分割して貼ることでブロックいっぱいに大きな絵を貼ることが出来るので、ブロック塀を広告スペースに活用できます。
  2. シールをブロック塀に貼り、水を使って転写させるだけなので、貼る作業は経験がなくても簡単に貼れます。
  3. 薄いフィルムなので密着度が高く、雨風があたる屋外でも剥がれにくく、まるでブロックに直接描いたようなリアルな質感です。

下の画像は縦1,330mm×横2,340mmの「ビーナスの誕生」を分割してプリントしたものをブロック塀に貼ったものです。

ブロックに貼ったビーナスの誕生

コンクリートブロックの塀に分割して貼ったビーナスの誕生。この絵は42枚のブロックシールで構成されています。

部分拡大図

部分拡大したシール。上部を見るとコンクリートの質感が出ているのがわかる。

今回の製作で使用したブロックシールは薄いフィルムで出来ていますので、コンクリートの凹凸がそのまま再現でき、リアルな質感に仕上がります。

  1. A-3サイズのブロックシートと糊シートを用意します(各42枚分)。
  2. 画像データを190mm×390mmサイズに42分割します。
  3. 絵柄を反転したものをブロックシートに印刷します(42枚分)。
  4. 印刷面に糊シート(白糊タイプ)を貼り付けます(42枚分)。
  5. ブロックのサイズ(190mm×390mm)にカットします(42枚分)。
  6. 糊の保護シートを剥がして順番を間違わないように貼っていきます(42枚分)。印刷面の裏に番号を書いておくと分かりやすい。
  7. 表面を水で湿らせます(42枚分)。水分を含むとフィルムと剥離紙が分離します。(あまり水で濡らしすぎるとめくるときに絵柄が一緒に剥がれる恐れがあります)
  8. 20秒ほど経ってから裏紙を滑らすようにして取り除きます(42枚分)。
  9. 出来上がりです。

作業人員:3人
貼り付け作業時間:約1時間

この動画はお客様自身による作業を前提に作成されています。

他にも煉瓦や石積などの画像を印刷して貼り付ければコンクリートブロックが煉瓦や石積風になります。こんな感じです。いかがでしょうか。アイデア次第で色々使える「ブロックシール」を一度お試しください。

レンガ画像貼り付けイメージ

レンガの画像を貼り付けたブロック(イメージ図)

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